白老町内の観光レストランに35年間勤務してきた三浦晃さん（55）が国道36号沿いに今年5月、オープンさせた。太平洋が一望できるカウンターと、新鮮な魚介類をぜいたくに盛った生け作りなどが堪能でき、平日は町民、週末は観光客らでにぎわっている。

　魚介類の調理スピードと味が自慢の三浦さん。投げ釣りの趣味を生かしたユーチューブでは、「釣り名人AKIRA」の名で知られ、登録者2000人以上のチャンネルを持っている。開店以降は更新も滞りがちだが、動画を見た若者が訪ねてくることもあり、「町民の皆さんの憩いの場になることも、ネットの反響もうれしい」と笑顔を見せる。

　この時期はホタテやマツカワガレイなどを使った料理がよく出るが、1番人気は変わらず天丼。ミニ天丼（980円）もあるが、老若男女問わず注文が多いのは大エビに旬野菜を盛った上海老天丼（1350円）だ。

　衣はサクサク、中はぷりぷりの道産エビが5本。カボチャやナス、ピーマン、大葉の天ぷらと共に、丼からあふれんばかりに並べている。野菜は、近所の農家から手に入れた新鮮なもの。季節ごとの旬を扱っていくという。

　「民報を見た」と言うと、10月末までソフトドリンクをグループの1人に1杯サービス。

　白老町竹浦116の11。営業は午前11時～午後3時。毎週火曜日定休。電話0144（87）6010。座席は約40席、駐車場は大型バス1台、普通車10台分。