競馬の世界最高峰レースとされる凱旋(がいせん)門賞(G1、芝2400メートル)が日本時間の10月1日夜、フランス・パリロンシャン競馬場で行われる。日本からは安平町のノーザンファーム生産のスルーセブンシーズが出走。国内からは唯一の参戦となっており、日本競馬界の期待を背負ってのレースになる。
スルーセブンシーズの通算成績は12戦4勝。今年1月の初富士ステークスで勝利し、3月の中山牝馬ステークスで重賞初制覇。G1は6月の宝塚記念で、G14連勝を果たしたイクイノックスに首差の2着に入っている。
今年は欧州馬を中心に15頭が出走を予定しており、スルーセブンシーズは5番ゲート。日本では2012、13年にオルフェーヴルが2着に入ったのが最高。昨年は4頭が大舞台に挑んだが、いずれも2桁着順に終わり、欧州勢の力をまざまざと見せつけられた。
関係者によると、G1勝利がなく、下馬評は決して高くないが、ここ一番での爆発力が期待される。発走は日本時間の23日午後11時5分。