厚真町の厚南中学校(石崎和昌校長)は27日、1年生の職業体験を町内の18事業所で行った。生徒20人が現地に足を運んで仕事を体験し、働くことの大変さや意義を学んだ。
現場で実際に仕事を見たり、体験したりすることで、働く人たちの思いやまちの良さを再確認する取り組み。今年度は町役場や牧場、農家、スーパーマーケットなどで実施した。
宇隆地区の西埜馬搬(にしのばはん)では、馬が運び出して切り出したまきを積み上げる作業などに汗を流した。柏木昊さん(13)は「木材関係、林業の仕事をしてみたかった。まきを積むのは、何かが出来上がっている感じがして楽しい」と笑顔を見せた。
吉野地区の早坂農園では岡嶋大雅さん(13)が作業服姿でビニールハウスの片付けや機械の操縦などに挑戦し、「かなり難しい。実際にやっているのを見て、自分はまだまだだと感じた。収穫も体験してみたい」と話していた。