むかわ町の豊富な食をPRするイベント、第9回むかわグルメフェスタinオータムが24日、同町道の駅「四季の館」駐車場を会場に開かれた。雲一つない青空に恵まれた中、地元食材を使った料理を振る舞うブースが並んだほか、ホッキ貝や魚介類のつかみ取り、多彩なステージイベントなどがあり、町内外から旬の食を求めて訪れた家族連れらでにぎわった。
町をはじめ、鵡川農業協同組合、鵡川漁業協同組合、町商工会、町観光協会、苫小牧広域森林組合などで組織する同フェスタ実行委員会が主催し、胆振東部地震の復興推進記念事業を兼ねて開催した。
グルメのコーナーでは、地元の飲食店や団体が和牛バーガーや豚丼をはじめ、ホッキのバター焼きやカレー、焼きそば、唐揚げなどを豊富にそろえ、来場者が行列をつくったほか、カボチャやミニトマトの直売も行い、地場産品をアピール。イベントではマツカワやホッキ貝のつかみ取りなどが行われた。
鵡川中央小学校6年の山本歩夢君(11)と鎌田希音さん(11)はホッキ貝のつかみ取りにペアで参加し、好タイムを記録。2人とも「見たことはあったけれど、出るのは初めて。楽しかった」と口をそろえ、「(貝が)つるつるで滑ると思っていたけれど、案外つかめた」と笑顔で振り返った。
ステージでは、プロ野球北海道日本ハムのファイターズガールが登場し、「きつねダンス」や「ジンギスカンダンス」などを披露したほか、札幌市出身のシンガーソングライターRune(ルネ)さんが力強い歌声を届け、イベントに花を添えた。会場には多くのファンも詰め掛け、会場は熱気に包まれた。