安平町議会定例会が20日開会し、町は熱中症対策として、公共施設などに冷房設備を設置する検討を始めたことを明らかにした。早ければ年度内に予算化し、優先度の高い施設から順次整備を進める方針。
三浦恵美子、鳥越真由美両氏の一般質問に答えた。
町によると、現在冷房設備が整備されている公共施設は遠浅、安平両公民館など17施設(一部を含む)。一方で自治会館、町内会館を含む約30施設が検討対象となっている。追分公民館は今年度から2カ年で整備を進め、早来町民センターは耐震化改修に合わせて設置する計画だが、役場庁舎の執務室などが未設置であることも町議から指摘された。
及川秀一郎町長は「暑さの問題は以前から出ていた。猛暑を乗り切ることを最優先に考え、優先順位を決めながら早急に対応していきたい」と理解を求めた。