交通事故死ゼロ2000日を達成した厚真町に19日、知事感謝状が贈られた。町総合福祉センターで伝達式があり、胆振総合振興局の関俊一局長が宮坂尚市朗町長に手渡した。
同町では2018年2月23日、本郷の道道千歳鵡川線で、軽乗用車が凍結によるスリップで対向車線にはみ出し大型バスと衝突、運転していた男性が亡くなった。この事故を最後に交通死亡事故ゼロが続き、今年8月17日に2000日に到達した。町交通安全推進委員会によると、過去の最長記録1944日(11年8月18日でストップ)を超え、胆振管内ではむかわ町(今月11日で2500日達成)に次ぐ数字となった。
関局長は「胆振東部地震の復旧・復興に取り組む中で2000日を達成したことは大変名誉あること。この記録を3000、4000日と続けてほしい」と謝辞を述べた。苫小牧署の久田悟署長は「関係団体、町民の皆さんが抑止活動に真剣に取り組んだ結果。今後も連携を図りながら交通事故の抑止に取り組んでいく」と決意を語った。
宮坂町長は「交通事故の抑止に特効薬はなく、一人ひとりが日々の生活から危険の意識を持ち続けることが大事。2000日の節目をゴールにすることなく、町民の安全安心の確保、命の大切さを身に付け、マナーとルールを守ることにまい進していく」と気持ちを新たにした。