10月28~30日に鹿児島県で開かれる特別全国障害者スポーツ大会(日本パラスポーツ協会、文部科学省など主催)で、フライングディスク競技に出場する白老町萩野の藤根健太さん(26)が15日、大塩英男町長を表敬訪問し、出場に向けた意気込みを語った。
同大会では陸上や水泳、卓球、アーチェリーなど全18競技に個人・団体計3640人の選手が出場。北海道選手団は71人が7競技に出場し、フライングディスクは軽度知的障害者の藤根さんを含む10人。藤根さんは飛距離を競うディスタンスと、遠くにある輪を狙い10投のうち通過した回数を競うアキュラシーの2種目ともに出場する。
藤根さんはコロナ禍前の2019年に開催された道障害者フライングディスク大会で3位に入賞し、道障がい者スポーツ協会から出場内定を受けた。
町萩野の社会福祉法人ホープで働きながら、競技歴5年での初の全国大会出場に「チームのみんなと楽しむことを大切にしたい」と笑顔で決意表明。大塩町長も「代表を重荷に感じることなく、思う存分、力を発揮して」とエールを送った。
同席した安藤尚志教育長は、白老緑丘小学校の校長時代から藤根さんを知っており「スポーツに真剣に打ち込む姿が見られて、うれしく頼もしく思う」と語った。