白老町ケアマネージャー連絡協議会(山崎夕子会長)は13日、町総合保健福祉センターで講演会を開き、町内のケアマネジャーら約20人が室蘭市の家庭医療専門医、佐藤弘太郎さんの話に耳を傾けた。
佐藤さんは、室蘭市内で2012年から活動する「西いぶり在宅ケア連絡会」の設立に関わり、医療と介護の連携などに取り組んでいる。
講演では、「在宅ケアと多職種連携」を演題に、在宅ケアに関わる多職種の関係者と顔の見える関係をつくることや、本人の関係者と地域住民で気兼ねなく相談できる場をつくる重要性を強調。少子高齢化を背景に「ますますケアマネジャーの社会的役割は大きくなっている」と語った。
亡くなった患者のケアを振り返り、今後のケアの質の向上を目指す「デスカンファレンス」では、関係者以外の医師や看護師、ケアマネジャー、介護サービス事業者も学べる環境をつくっていくことが重要になることにも触れた。