白老町の小中学校で12日、町内の牛肉加工業者から贈られた白老牛肉を使った「ふるさと給食」が提供され、児童生徒が郷土の味を堪能した。
阿部牛肉加工(阿部一雄社長)が、まちの特産品を子どもたちに味わってほしいと、2010年度から毎年、町教育委員会に白老牛肉を寄贈している。
14回目となる今回は50キロを寄せた。学校給食を作るしらおい食育防災センターは、新メニューの「白老牛のすきやき煮」を調理した。きのこのみそ汁やもやしののり和えと共に小中学校6校へ約800食分を提供した。
白老小学校(仲見真樹校長、児童数247人)の子どもたちは、郷土の味を詰め込んだ給食を楽しみにしていたようで、6年生のクラスでは、児童らが笑顔で給食を頬張った。井上友喜君(11)は「おいしい。地元の味がする」と喜んでいた。