胆振東部地震から6日で5年となる厚真町は22日、被災地のこれからを考える「復興まちづくりサミット2023」を町総合福祉センターで開催する。厚真、安平、むかわの3町をはじめ、04年の新潟県中越地震や11年の東日本大震災、16年の熊本地震の被災自治体から首長や関係者を招き、これまでの歩みや復旧・復興期からその先の展望などを語り合う。
厚真町が主催する震災5年に合わせたシンポジウムの第2弾。大規模災害で甚大な被害を受けながら、まちの再建に向け奮闘してきた自治体の現状や復興過程、経験談を聞き、これからのまちづくりを考えるとともに被災自治体間の連携を深める。安平、むかわ両町が共催、道が後援する。
事例発表では▽熊本県益城町の西村博則町長▽同県西原村の吉井誠村長▽宮城県栗原市商工観光部ジオパーク推進室の佐藤英和室長補佐▽新潟県の長岡技術科学大学の上村靖司教授―の4氏が登壇する。
その後、東北学院大学の定池祐季准教授がコーディネーターとなり、4氏に厚真町の宮坂尚市朗町長を加え、「復旧・復興期からその先における『支える』『つなぐ』『伝える』」をテーマに意見交換する。厚真、安平、むかわ3町の担当者は5年を迎えて今後について語り合う。
時間は午後2~5時。一般参加は無料で、希望者は15日までに申し込む。QRコードでも受け付ける。申し込み、問い合わせは町まちづくり推進課復興推進グループ 電話0145(27)3179。
また、同センターは19日から22日まで、被災3町やサミット参加自治体の概況、復興状況を伝えるパネル展を開催する。