白老町の一般社団法人白老モシリは26、27両日、町末広町のしらおいイオル事務所チキサニで「刺しゅう体験」を行った。町内外から11人が参加し、2日間かけてアイヌ文様の刺しゅうを施したランチョンマットを制作した。
町内のアイヌ文様刺しゅうサークル「エミナの会」(菅野節子代表)の会員らが講師を務めた。参加者は、菅野さんが用意したノンノ(花)の文様見本を基に、チェーンステッチで刺しゅうを施した。
参加者はカーブやとげのようにとがった部分などの縫い取りに悪戦苦闘し、菅野さんらからアドバイスを受けると、作業に没頭していた。
町社台から友人を誘って参加した中出けい子さん(76)は「刺しゅうの奥深さを感じている。作品を見る目も養われた気持ちだ」と話していた。