安平町追分地区の道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」で26日午前、日本遺産「炭鉄港」記念イベント「鉄路の軌跡~鉄道と歩んだ街『追分』の栄光~」(あびら観光協会主催、安平町、町教育委員会共催)が始まった。鉄道とともに歩んだ在りし日の追分の街並みなどを模型や写真、動画などで再現、公開しており、家族連れや鉄道ファンを楽しませている。
施設内のレガシーギャラリーでは、室蘭線、夕張線の接続点として石炭輸送で日本の経済成長を支えた追分機関区や街並みを再現した模型のほか、旧国鉄マンが撮りためた写真、旧鉄道資料館と町郷土資料館に保存され普段は非公開の看板やヘルメットなど追分機関区に関する資料を展示。8ミリフィルムで撮影した同機関区の火災やD51のラストランを再現した動画も放映している。
バッジや文庫といったオリジナルグッズもずらりと並び、在りし日を思い返す鉄道ファンに人気。札幌市から訪れた会社員の小川優吾さん(28)は「鉄道グッズを安価で買えるし、模型が走っているのは見ていて面白い。廃駅関連のグッズもあるし、展示品はなかなか触れる機会のないものばかりだ」と話していた。
また、道の駅に隣接する柏が丘公園(愛称ポッポらんど)では、鉄道紙芝居の読み聞かせをするなど子どもたちも楽しませている。
イベントは27日午後4時まで開かれている。