安平町追分地区の道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」で26、27両日、日本遺産「炭鉄港」記念イベント「鉄路の軌跡~鉄道と歩んだ町『追分』の栄光~」が開かれる。鉄道模型の公開、旧追分機関区の写真の展示、非公開鉄道資料の特別展示などが行われる。
日本の近代化と戦後の高度成長を支えた蒸気機関車(SL)「D51―320号機」が2019年5月に、日本遺産「炭鉄港」の構成文化財に指定されたことを記念したイベント。あびら観光協会が主催し、町と町教育委員会が共催する。
両日は、石炭輸送で日本の経済成長を支えた追分機関区や蒸気機関車について、模型で再現するほか、旧国鉄マンが撮りためた写真や8ミリフィルムで撮影した動画を公開して当時の様子を伝える。鉄道紙芝居や絵本の読み聞かせ、鉄道グッズの販売なども行う。
また、旧鉄道資料館や町郷土資料館に保存する旧追分機関区に関する非公開資料、道内の炭鉄港の旗振り役となった吉岡宏高さん(1963年~2022年)の功績をたたえるメモリアルコーナーなども特別に設けて展示するという。
イベントの時間帯は26日が午前10時~午後6時、27日が午前9時~午後4時。