白老町は、白老町立国民健康保険病院の院長と事務長を23日付で懲戒処分にした。院長は減給1割を2カ月、事務長は同3カ月とした。
町によると、同病院において嘱託医と産業医の業務の取り扱いおよび会計年度任用職員の給料に関し契約書に不備があった。さらに任命権者(町長)の許可を得ず営利企業に従事して報酬を得る違法行為、条例に基づかない手当の支給や不適切な会計処理による地方公務員法の信用失墜行為禁止違反があり、町職員分限懲戒審査委員会が処分を決めた。
古俣博之副町長ら理事者の管理監督責任を問う減給処分については、定例会9月会議に上程する。大塩英男町長は「役場職員全員がしっかりと問題を受け止め、襟を正し、一丸となって不適切な事務処理撲滅に専念していく」と語った。再発防止に向けては「指導管理体制の充実と組織判断、マネジメント機能、チェック機能が十分発揮できる体制の整備を急ぎ、法令と社会規範の順守の徹底に施設全体で取り組む」としている。