むかわ町が新たに進める穂別博物館と周辺一帯、穂別地区市街地のまちなか再生を図る「復興拠点施設等整備事業」を巡り、住民ら有志でつくる「新博物館を考える町民会議」(中澤十四三代表)は28日午後7時から、穂別町民センターで集会を開く。恐竜研究の第一人者として知られる北海道大学総合博物館副館長の小林快次教授が考える、同地区での博物館構想などを説明する。
町は穂別地区で進める新博物館構想について、同地区で発掘された恐竜「カムイサウルス・ジャポニクス」(通称むかわ竜)の全身骨格(レプリカ)が収容できる新館を建て、既存の博物館と併用する形で2026年春までに開業させる計画を示している。これまで町民説明会や出前授業などを通して説明してきた。
しかし、展示方法やスペース構成などについて町民から疑問や意見があり、同会議が小林教授に見解を仰いだところ、考えを確認することができたという。
集会では、小林教授の考える博物館構想について、説明された通りに解説する。本人は参加できないが、その場で寄せられた質問や意見、要望は報告し、見解を得る予定という。
参加対象は町民、または新博物館に関心のある人とし、予約は不要。担当者は「小林教授から『多くの町民に、(自身が構想する)内容を知ってもらいたい』という声をいただき、開催に至った。質問などに対してはできるだけ早い時期にお話をうかがう機会を設けたい」と話している。
問い合わせは、同会議 携帯電話080(8746)6558(平日午前10時~午後4時)、電子メールsaitompworld@yahoo.co.jp