白老町議会は23日、定例会8月会議を開き、2023年度一般会計補正予算など、議案2件を原案通り可決して休会した。国民健康保険病院事業会計繰出金など(病院改築事業分)で1億2020万円を減額し、一般会計総額を120億445万円とした。
減額は、改築を予定する町立病院について、道が示した過疎債の配分額が予算額を下回ったため。借入不能分を減額し、不足分は企業債で借り入れる。
同会議では、町の推計による新病院改築後の起債シミュレーションが示され、一部の議員から「改築後の町民負担の具体額が示されておらず、不十分」と指摘があった。大塩英男町長は「町民に寄り添う新病院づくりに全力を尽くす」と理解を求めた。