厚真町内で交通死亡事故が発生していないゼロの日が、17日で2000日に到達した。記録が残る1978年以後では最長記録を更新しており、関係団体の地道な啓発活動や町民全体の安全意識の向上が記録を後押ししたと見られる。
町内では、2018年2月23日に町内本郷の道道千歳鵡川線でバスと軽自動車が衝突し、軽自動車を運転していた男性が亡くなった。この事故以降、約5年5カ月が経過し、今月17日で交通死亡事故ゼロが2000日となった。
町によると、町の交通安全推進委員による日々のパトロールをはじめ、指導員による定期的な啓発活動、児童生徒への通学指導の積み重ねが奏功している。ただ、「このお盆時期は各方面から人が来る。気を許せない」と気を引き締める。
厚真、安平、むかわの胆振東部3町が管轄に入る苫小牧署では、今年1月から交通死亡事故ゼロの日が続いている。