登別マリンパークニクス(登別市登別東町)が今春開設したキッズタッチプール「Piilo(ぴーろ)」が人気を集めている。ヒトの皮膚の角質を食べ、ドクターフィッシュの名で知られるガラルファと触れ合うことができ、夏休みの子どもたちや多くの家族連れが楽しんでいる。
同施設のシンボル「ニクス城」のミニチュアと北欧の森をイメージした内装を敷地内のレストラン「リナトレット」隣のフリースペースに施し、堀を模したプールを設置。プラスチック板に空いた穴から指を入れると、ガラルファが吸い付いてくる。
他にも、クローバー型プールにホタテや巻き貝などの貝殻を展示し、小さな子どもでも怖がらずに触ることができるようにした。トイプールでは、磁石付きのさおを使っておもちゃの魚を釣り上げる体験ができ、エゾメバルやチンアナゴなど魚の名前を覚えられる。
「Piilo」はフィンランド語で「隠れ場」の意味。4月29日のオープンから7月末までに約10万5000人が来場した。木津均支配人は「誰でも安心して触れられるプール。イルカのショーなどとともに、さまざまな生き物たちを知るきっかけにして」と話している。