2018年9月6日の胆振東部地震発生から5年を迎えるのを前に、厚真町は9月2日、犠牲になった町民の追悼式を町総合福祉センターで行う。2部構成とし、第1部は式典、第2部は復興を願って歌をささげる。
厚真町は、同地震で道内最大の震度7を観測。山腹崩壊による土砂崩れなどで災害関連死を含む37人が犠牲になった。
追悼式は午前10時開始。献花用の花は会場に用意し、香典や供物は遠慮するよう呼び掛けている。第2部の「献歌」は午後2時30分開場、同3時開演。地元出身のシンガーソングライター小寺聖夏さんが歌で復興への思いを故郷に届けるほか、札幌市出身で厚真町民とも縁のあるシンガーソングライター半崎美子さんが町の依頼を受けて手掛けた復興応援ソングをお披露目する。
第2部の参列は追悼式の招待者と町民に限定し、参加は無料。町民は23日までに事前申し込みが必要。
また、町内で最大の19人が亡くなった吉野地区の旧生活館跡地では9月1日から6日まで、献花台を設置する。6日は正午から1分間の消防サイレンに合わせて黙とうするほか、防災行政無線で宮坂尚市朗町長のメッセージを流す。