圧巻 大輪咲き乱れる とまみん苫小牧百年花火 夜空に8800発

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  • 2023年8月7日

  苫小牧の夏の夜空を彩る花火大会、「とまみん苫小牧百年花火」が5日、苫小牧港・漁港区西側広場で開かれた。とまこまい港まつりの協賛事業で、同まつり史上最多の花火約8800発を打ち上げ。市内外から約5万1000人(主催者発表)が訪れる中、音楽と融合した演出が行われ、会場からは大きな歓声が上がった。

   花火大会は今年から、苫小牧タウンマネジメントとまこまい百年花火実行委員会、苫小牧港まつり実行委員会、苫小牧民報社の共催。国内最高峰と称される秋田県大仙市大曲の花火師を招き、オープニングから1~3部、フィナーレの構成で繰り広げた。

   家族連れやカップルらでにぎわう中、午後7時半の開始に合わせるように雨もやみ、約40分間にわたって有名アーティストや地元バンドの楽曲と共に、スターマインや8号玉などが次々と打ち上がり、夜空に大輪の花を咲かせた。

   とりわけ終盤は連続して打ち上がった花火が、まるで百花繚乱(りょうらん)。見物客らは圧巻のスケールに魅了された様子で、市内元中野町の会社員、服部志保子さん(42)は「現場で見たのは20年ぶりぐらい。今までで最高の花火大会」と笑顔。友人と初めて会場を訪れた市内の高校生は「最後の演出がとてもきれいだった。来年も見たい」と声を弾ませた。

   例年と比べて打ち上げ花火数は3倍以上、打ち上げる場所も3倍の全長300メートルを確保したとあり、市内有明町の会社員、小南舘さん(52)は「毎年花火大会を見ているけど、花火の上がり方が全然違って良かった。感動した」と大喜び。父母と訪れた市内北栄町の寺嶋怜愛さん(5)も「去年も見たけど、今年はすごい大きかった」と話していた。

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