東北三大祭りの一つ、仙台七夕まつり(仙台市)が6日、開幕した。4年ぶりに飲食物販売の露店が設置されるなど、新型コロナウイルス流行以前と同様の形式で開催。観光客らは街の中心部に飾られた色とりどりの吹き流しが風に揺らめく様子を眺めながら、仙台の夏の風物詩を楽しんだ。期間は8日まで。
和歌山県紀の川市から家族で訪れた神谷真理さん(41)は、「写真でしか見たことがなかったが、迫力がある」と圧倒された様子。母親のますみさん(72)は「ずっと訪れたかった。吹き流しがきれいに飾ってあって、来てよかった」と満喫していた。
隣接する名取市の鈴木真知子さん(41)は、息子(4)を初めて連れて来た。「活気のある仙台の七夕らしさが戻ってきた。子どもに体験させてあげられてよかった」と話した。