白老町赤十字奉仕団(遠塚谷智子委員長)は26日、同町のしらおい経済センター駐車場で、災害に備えた炊き出し訓練を行った。コロナ禍の影響で4年ぶりの訓練となり、団員21人が参加した。
避難所での食事提供を想定し、大鍋などを使ってアルファ米を使ったおにぎりやスパゲティ、ポテトサラダなど5品を調理した。その後、白老消防本部の消防職員を講師に、自動体外式除細動器(AED)を使った救急蘇生法についても学んだ。
団員らは2018年9月の胆振東部地震で、厚真町などの被災地に駆け付け、実際に被災者への炊き出しに当たった。団員の半数は初めての訓練参加で、遠塚谷委員長は「ベテランは初心に戻り、新人はベテランの背中を見て学んで」と声を掛けていた。