白老町本町の喫茶くらと(しらおい創造空間「蔵」内)で22日、「コケ玉」を作るワークショップが開かれた。町内外から6人が参加し、和の雰囲気の漂う盆栽を仕上げた。
コケ玉は植物の根を用土で球状に包み、その上にハイゴケなどを貼り付け、糸で固定したもの。皿の上などに置き、インテリアとして楽しむという。
苫小牧市樽前で盆栽工房「OWL盆山」を営み、日本盆栽協会(東京)が認定する道内唯一の盆栽インストラクター、安藤秀俊さん(72)が講師を務めた。参加者は指導を受けながら、アカマツ、イボタなどの根を包み込んで仕上げた。町石山から妹と参加した会社員の豊岡美智子さん(47)は「玄関など目に付く所に置いてかわいがっていきたい」と笑みを浮かべた。
同店では、6月から店内で同工房の盆栽を扱っている。店主の鬼塚京子さん(50)は「盆栽の魅力を分かち合えるイベントを今後も定期的に開催していけたら」と話していた。