7月の海岸愛護月間に合わせ、白老町の萩野北吉原海岸保全の会(福澤孝宏会長)は22日、町萩野と北吉原の両地区で海岸を清掃した。発足当初から毎年恒例の活動で、今回はコロナ禍や悪天による中止をはさみ、4年ぶりの実施となった。
活動には同会のほか、両海岸を管轄する室蘭開発建設部苫小牧砂防海岸事務所、いぶり中央漁協、白老町、地元町内会の北吉原本町地区連合町内会、同第2連合町内会、萩野第1、第2連合町内会などから計約80人が参加。ペットボトルなどのプラスチックごみを中心に、海岸に散乱したごみを拾い集めた。
福澤会長(72)は「高齢化などもあり、参加人数が減ってきた印象はあるが、声を掛け合い、安全第一で活動を継続していきたい」と語った。
同会は、北吉原地区に緩傾斜護岸が整備された1996年に発足。清掃やパトロールなどの海岸美化活動を続け、2005年には全国海岸協会から海岸功労賞を受賞している。