厚真町は8月4日、2018年9月に発生した胆振東部地震から5年を迎えるのを前に、町総合福祉センターで震災を振り返るシンポジウムを開催する。発災からの歩みを「自然」「技術」「ひと」のそれぞれの視点から検証するとともに、地震の経験や教訓を次世代へ伝えていく。
午後1時30分から開会し、講演とパネルディスカッションの計3部で構成する。
第1部は、町と包括連携協定を結ぶ室蘭工業大学の木幡行宏副学長と川村志麻教授が地震発生のメカニズムや地質から見る地震の特徴などについて講話。第2部では、北海道開発局室蘭開発建設部の吉田裕敏・厚真川水系砂防事業所長が日高幌内川などにおける災害復旧工事の進捗(しんちょく)状況を伝え、道建設部土木局の塩田雅史道路課長が道路や橋など公共土木施設の復旧過程を紹介する。
第3部は、パネルディスカッション。東北学院大学の定池祐季准教授が進行役を務め、災害ボランティアや被災者支援に携わった町内外のパネリストが登壇する。申し込みは不要で、参加希望者は直接会場へ。当日はオンラインでも配信を予定している。
問い合わせは、シンポジウム事務局の町まちづくり推進課復興推進グループ 電話0145(27)3179。