白老町の華道サークル「いけばなみなづきの会」(次田宏美会長、会員18人)は、指導者田中恵さん(79)=町大町=の華歴65周年と創立5周年を記念した花展「池坊いけばなロビー展」を22、23両日、町コミュニティセンターで開催する。
田中さんは15歳の時に華道池坊に入門。約10年後の1968年10月、指導者として独立した。84年7月からは町竹浦の北海道リハビリテーションセンターで、入所者に生け花をボランティアで指導している。池坊華道会中央委員、華道家元池坊室蘭支部副支部長で、2019年からは町文化団体連絡協議会の副会長を務める。
同会は2018年4月に社中有志で設立し、毎年秋の町文化祭を発表の場にしてきた。単独での展覧会は今回が初めてで、会員18人がカキツバタやアジサイなど色とりどりの夏の花を生け、約40点を並べるという。
22日は午前10時から午後5時まで、23日は同4時まで。両日午前11時から、花を生ける際の礼儀作法を紹介する「池坊礼式生け」を行う。午後1~3時には無料生け花体験講座も開き、先着15人が会員の指導で3種の花を生けることができる(約10分)。予約不要。
田中さんは「生け花は日本の伝統文化の一つ。白老での活動を見てもらい、気軽に花と触れ合ってほしい」と呼び掛ける。
問い合わせは同会事務局の熊谷さん 携帯電話090(7053)0852。