9月1日から白老町全域で展開する芸術祭「白老文化芸術共創―ルーツ&アーツしらおい」を主催する白老文化観光推進実行委員会(委員長・熊谷威二白老商工会会長)はこのほど、町大町2の中央通り沿いに新事務所を開設した。実行委事務局は「同祭の情報発信はもとより、みんなが気軽にまちの文化を語り合う場になれば」としている。
事務所は開催初年度の2021年から、町本町のしらおい創造空間「蔵」内に置かれていた。12日までに引っ越しを終え、机や椅子、電話、Wi―Fi(ワイファイ)などの機能も整った。月内に正面出入口上部に看板を取り付ける予定。
開設初日は熊谷会長や顧問、理事ら7人が訪れ、事務所の機能や企画の進行状況などを確認した。芸術祭は町内外の表現者らによる展覧会やアイヌ文化伝承者との連携、白老を含む胆振地域の手仕事紹介、虎杖浜と竹浦の屋外写真展保全活用など八つの事業から成り、9月1日~10月9日までの39日間開催される。
事務所には平日午前10時~午後5時に事務職スタッフが常駐するが、準備などのため不在の場合もある。中村諭事務局長(66)は「祭の概要説明に応じ、まちのPRにも協力したい。気軽に立ち寄って」と話している。