スポンジ製の刀を使った軽スポーツ、チャンバラ合戦を楽しむイベント「戦(いくさ)チャンバラ合戦in白老~夏の陣」が8月6日、白老町陣屋町の仙台藩白老元陣屋資料館の芝生広場で開かれる。同スポーツの開催は道内初で、町地域おこし協力隊員の鄭延雪(てい・えんせつ)さん(34)が企画した。31日まで参加者を募集している。
チャンバラ合戦は、東京に本社を持つ会社IKUSAが運営するイベント。腕に「命」のカラーボールを取り付け、安全に配慮したスポンジ刀で対戦する。腕に付いた命が落ちれば「討ち死に」となる。
鄭さんは、町内を訪れる外国人観光客の声などから大型イベントの必要性を感じていた。白老には幕末期、蝦夷地警備を命じられた仙台藩の陣屋が置かれ、警備には刀が使われていたことから、チャンバラ合戦に着目。IKUSAに打診するとともに、元陣屋資料館を舞台にすることも同館長から了承を得た。
当日は町内飲食店のキッチンカーも出店する予定。参加者は同館の当日入館料が無料になるほか、駅北観光インフォメーションセンター「ポロトミンタラ」で使えるソフトクリームまたはコーヒーの割引券とドリンク1本がもらえる。
鄭さんは「参加者には大会だけでなく、白老の歴史を学んだり、町内を回ったりして、まちの魅力をたくさん発見してほしい」と話している。
イベントは2部制で、1部は午前11時~午後0時半、2部は午後2時~同3時半。受け付けは各部30分前から。雨天時は会場を町総合体育館(町本町)に移す。遊び方やルールなどの詳細は予約用サイトにあり、当日も司会が説明する。
定員は各回80人(先着)。参加費は1人500円で、1戦4試合が楽しめる。対象は5歳以上で、小学3年生までは保護者同伴。動きやすい服装で参加し、飲み物は各自で持参する。仮装は大歓迎。
参加希望者は31日午後5時までに予約用サイトから申し込む。