厚真町は、町外在住者向けにイベントやまちの情報を紹介するアプリ「ATSUMA LOVERS」(アツマラバーズ)の配信を始めた。アプリを取得して「バーチャル町民」となった人は、町内で使えるクーポンの取得などが可能で、アプリでふるさと納税を申し込むこともできる。町は「応援してくれる人、関わってくれる人を増やしたい」と新たな関係人口の創出に意欲を見せる。
町によると、岡山県西粟倉村の事例にならって開設した。「ATSUMA LOVERS」は、胆振東部地震で被災した町の復旧・復興を願うシンボルマークとキャッチフレーズとして2019年に制作したもので、ステッカーのほか、印刷物などを通して町内外でPRしてきた。
アプリには町のホームページに掲載している情報をはじめ、移住者向け分譲地、webメディア「あつまのおと」などを紹介。アプリ内のアンケートに回答したり、イベントに参加したりすることでポイントが付与され、ポイントをためると町内施設利用時の優待や限定品の特典もあるという。
アプリはQRコードからダウンロードできる。町まちづくり推進課は随時改良を加え、「関連施策と連動しながら進めていく」と話している。