登別市登別本町2の「知里幸恵 銀のしずく記念館」は15日午前10時から、幸恵の著書「アイヌ神謡集」刊行100年を記念した企画展の見どころを紹介する学習会を同館で開く。参加無料(入館料は別途必要)。
「アイヌ神謡集」は、音声で伝えられた神々の物語を幸恵がアイヌ民族として初めて文字にして出版した書籍。企画展は10月30日まで2階展示コーナーで開催し、関連書籍、訳者の近影、他言語訳の書籍など計約40点の資料を展示する。
講師は知里森舎会員の山口翔太郎さん。幸恵が翻訳した「銀のしずく降る降る」と弟真志保の「銀のしずく降れ降れ」の翻訳の違いなどについて語る。
同館は午前9時半~午後4時半(受け付けは同4時まで)。火曜休館。問い合わせは同館 電話0143(83)5666。