アイスホッケー・アジアリーグのレッドイーグルス北海道は10日、苫小牧市若草町のホームリンク、ネピアアイスアリーナで氷上練習を開始した。2023~24シーズンはアジアリーグ制覇と全日本選手権優勝の2冠を目標に掲げており、荻野順二監督は「選手、スタッフ一丸となって応援してもらえるチームをつくり、ファンと一緒に目標達成を目指していきたい」と意気込んでいる。
今シーズン初の氷上練習。開始時間になると選手たちが続々と姿を現し、スケートのエッジを左右に振りながら氷の感触を確かめた。全体練習ではパスレシーブやシュートといった基礎ドリルに取り組み、最後はリンクの3分の1の狭い範囲で、3対3のミニゲームを行った。選手たちはスケーティングやハンドリングの感覚を確かめ、良い雰囲気の中で楽しみながら汗を流した。
荻野監督は「(オンシーズンに向けて)一日一日、良い練習を積み重ねていこう」と選手たちに呼び掛け、プレー中の選手間の声の掛け合いを増やしていくよう注文。練習後、「ここから徐々にレベルを上げていってもらいたい」と語った。
キャプテンのFW中島彰吾は「氷の感触を確かめつつ、楽しく高め合いながらできていた。コンディションを上げること、スケートに慣れることを意識しながら取り組めた」と振り返り、「目の前の練習や試合の一つ一つにこだわり、満足できるような内容を積み重ねていきたい」と話した。