2018年9月に発生した胆振東部地震で被災したむかわ町駒場にある胆振東部消防組合消防署鵡川支署の旧庁舎(延べ床面積約855平方メートル)の解体工事が、このほど始まった。
旧庁舎は1980(昭和55)年に建築。築40年以上が経過し、老朽化が進んでいたほか、地震で基礎が壊れ、建物が傾斜するなどの被害を受けていた。建物が津波浸水区域内に位置していることもあって町青葉に移転新築し、昨年3月までに運用を終えていた。
町によると、解体工事の契約価格は1億560万円。外構、電気設備、機械設備などの解体を組み入れており、工期は11月末までの予定。このほか、穂別地区にある旧穂別地球体験館も解体作業を進めている。