白老町社会福祉協議会主催「介護入門的研修」の修了式が7日、町総合保健福祉センターで開かれ、受講生15人が修了証を受け取った。
受講生は6月2日から通信学習を含む36日間、介護の基礎、介護保険制度、認知症など、保健福祉や医療に関する専門知識と技術を学んだ。
修了式では、町社協の庭山了事務局長が「学びを眠らせず、福祉向上に生かして」と呼び掛け、「研修を通して得られた信頼される福祉の心と思いやり、真心を忘れず、福祉の専門家として活躍を」と激励。受講生一人一人に修了証を手渡した。
町虎杖浜の主婦(55)は「近い将来必要になる家族の介護などで、学んだ知識や技術を生かしていきたい」と話した。
同研修の修了生のうち約10人は、生活援助サービス提供者としての就労を目指し、今月以降に始まる「生活援助従事者研修」を受講するという。
同社協の介護職員養成研修は、上位研修を含めると今年度で30年実施しており、累計修了生は今回を含め1300人余りとなる。