厚真町の建設会社、木本建設に3日、苫小牧市明徳町の苫小牧支援学校(小笠原正樹校長、児童数78人)から感謝状が贈られた。グラウンドをボランティアで転圧したことに対するもので、贈呈式が同校体育館で行われ、同社の木本幹英専務(40)が小笠原校長から感謝状を受け取った。
同社は同校開校時に外構や駐車場などを工事した経緯があり、社会貢献として3年連続、無償で転圧作業を実施した。今年は雨で当初の日程を延期したが、6月16日に作業を終えた。機械の輸送費などを含めると、1回の転圧作業に約10万円かかるという。
小笠原校長は「中学部の生徒は、もうすぐ授業で体力テストがある。転圧したおかげでとても走りやすくなったと思う」と感謝した。
同社は、地元の厚真高校のグラウンドも無償で転圧しており、木本専務は「転圧を終えたグラウンドで、安全な学習活動をしてもらえたら」、作業した三戸秀一さん(64)は「車いすを使う児童生徒は地面がグラウンドがでこぼこだと苦労するだろうから、少しでも改善されたならうれしい」と話した。