日本製紙白老工場は6月30日、ボランティア清掃を白老港東側の海岸で行った。小雨の中、社員や関連会社の職員ら約60人が参加し、砂浜に漂着したとみられるプラスチックごみや空き缶、ペットボトルなどの生活ごみを拾い集めた。
「地域社会と共存する持続可能な企業活動」を基本理念とする同社の社会貢献の一環。1993年から毎年、環境月間の6月に取り組んでいる。コロナ禍による2020、21年の中止を除き、今年で28回目。
同社の小泉隆幸環境管理グループ長は「活動を通して海洋ごみの流出を少しでも防ごう」と呼び掛けた。大塩英男白老町長も作業服姿で参加し「まちをきれいにする活動は、まちづくりの一歩」と述べた。
社員らは海岸沿い約1キロの範囲に散らばり、ペットボトルや空き缶、弁当の空き箱などを1時間ほどかけて回収。集めたごみの量は、可燃100キロ、不燃60キロの計160キロで、前年度より30キロ少なかった。