白老町の地域おこし協力隊員の山岸奈津子さん(42)が5日に立ち上げた一般社団法人シラオイ・プロジェクツの設立説明会が27日、町本町の白老コミュニティセンターで開かれた。2回実施し、町民ら延べ35人が参加。山岸さんのまちづくりに対する情熱や構想に耳を傾けた。
山岸さんは、町の魅力発見とコンテンツ創出、発信を目指し、同法人を旗揚げした。
説明会では、「都市に隣接し、空港や高速道路などに近く交通に優れている」と白老町を評価。1万5000人の人口は道内179市町村中41位(2022年末時点)で「上位にある」とした。海や川、湖、温泉といった水資源の豊富さにも注目し、白老港を観光資源と捉え直した事業の構想などを語った。
また地域の動きを定期的に発信する刊行物「百舟(ももふね)」の発行や萩野地区で学生やアーティストの滞在・交流拠点となる「はぎの丸」を管理運営していく考えを示し、理解を求めた。
山岸さんは「白老は何より人が素晴らしい。商品開発や新たなサービスの提供を通し、まちの可能性を広げたい」と訴えた。
説明会は、30日午後2時、同6時半から白老町の竹浦コミュニティセンター、7月3日午後7時から苫小牧市大町1のトマコマイ・ハブ(旧いとう履物店)でも開催する予定。問い合わせは山岸さん 携帯電話090(6995)8835。