アウトドア用の折り畳み椅子を野外に置き、くつろぐレジャー「チェアリング」を楽しむイベントが25日、白老町のヨコスト海岸で開かれた。町内や登別市から訪れた15人が椅子に腰掛けながら、さざなみに耳を澄ましたり、読書を楽しんだりした。
町社台のNPO法人ウテカンパが主催した町内初のイベント。田村直美代表(52)が自然豊かな白老の景観の良さを再発見してもらおう―と企画した。
参加者は、おもてなしガイドセンター所属の降矢和好さん(71)からヨコスト湿原についての解説を受けた後、海に向かって持参した椅子を置き、1時間ほどそれぞれの楽しみ方で、ゆっくりした時を過ごした。
町竹浦のケアマネージャー、大江智子さん(54)は「海岸に腰掛けて過ごす経験をしたことがなかったので新鮮。また参加したい」と話していた。
次回は8月27日に町虎杖浜のアヨロ海岸、10月1日に町若草町のポロト湖でも開催予定。