むかわ町議会定例会は23日、本会議を続開し、穂別地区の「復興拠点施設等整備事業」にかかる5700万円を盛り込んだ2023年度一般会計補正予算案を原案通り可決した。
穂別博物館と周辺一帯、穂別地区市街地のまちなか再生を図る事業。町によると、エリアデザインを踏まえて各施設の整備工事に着手するため、今年度中に実施設計業務を行い、24年度に着工。新しく建つ博物館は25年度までに完成させ、26年度の供用開始を予定している。
事業費は昨年9月時点で15億円ほどを見ていたが、資機材高騰などの影響で当初より膨らみ18億5000万円(実施設計費を除く)を見込む。財源は合併特例債やデジタル田園都市国家交付金のほか、企業版ふるさと納税、恐竜の卵基金、胆振東部地震対策基金などを想定している。
このほか、胆振東部地震で被災した胆振東部消防組合の旧消防署鵡川支署や穂別地球体験館の解体工事の請負契約の締結など7件も可決し、同日閉会した。