発表会と視察研修(上) 西川(にしかわ) 良雄(よしお)

  • ゆのみ, 特集
  • 2023年6月22日

  王子製紙苫小牧工場構内で、企業の小集団活動(従業員で少人数グループを結成し、目的の達成に向けて共同活動を行うこと)の工場大会があり、協力会社の代表として弊社社員の活動が選ばれました。2023年度の王子製紙全国5工場の安全衛生研究発表会に出場することとなり、5月18日、会場となった王子製紙日南工場(宮崎県日南市)に行ってきました。

   工場内の生産における安全や改善などをテーマに、5工場から全部で7組の発表がありました。弊社は半年以上前から、「ケーブルドラム設置時における改善」をテーマに取り組み、この内容を発表しました。不安全行為を減らし、人員削減も視野に入れて考え、ミーティングを重ねながら進めましたが、なかなか思い通りに改善の取り組み自体がまとまらず、試行錯誤の連続でした。社内で発表の予行練習を繰り返し、本番に臨みました。

   他の発表内容は素晴らしいものばかりで、安全と効率について考えた弊社の取り組みと発表はものすごく良かったと自負していますが、機械設備に付帯する活動は工場の生産に直結しないこともあり、発表会の結果は残念なものとなりました。

   ただ、この半年、苫小牧工場での工場大会、日南工場での全体大会を通して活動したことが、これからの仕事に、日常の行動に、と生かされてくるものと思っています。

   三十数年前からこのような活動を必要と考えた先代社長が「苫小牧発明研究会」を立ち上げ、活動をものづくりやアイデア提案に生かし続けています。

  (電気工事西川組社長・苫小牧)

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