【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮労働党中央委員会拡大総会は16~18日、平壌で開かれた。党政治局は総会で、5月末の軍事偵察衛星打ち上げ失敗の原因と教訓を徹底的に分析し、早期に再び打ち上げると強調した。失敗は兵器開発事業で明らかになった「最も重大な欠陥だ」と認め、「幹部の無責任さが辛辣(しんらつ)に批判された」という。朝鮮中央通信が19日伝えた。
同通信によると、総会には金正恩総書記が出席した。政治局は、核兵器の増産を推進し、核・ミサイル開発を加速する方針を示した。北朝鮮が繰り返しているミサイル発射などについて「強力な軍事技術力を示し、米国や南朝鮮(韓国)を安全保障上の危機に直面させた」と主張した。
総会は、米韓が軍事的緊張を高めていると非難し「行動対行動の原則で圧倒的な対応を強力に決行するための具体的方法」を決定した。内容については明らかにしていない。