苫小牧東港一本防波堤 クロソイ、ゴーマル連発 スタッフからも驚きの声

  • 釣り
  • 2023年6月15日
ヒラメ狙いのジグにヒットした大型クロソイ=協会提供
ヒラメ狙いのジグにヒットした大型クロソイ=協会提供
50センチ級クロソイ3匹とサクラマス。男性1人の釣果だ=同
50センチ級クロソイ3匹とサクラマス。男性1人の釣果だ=同

  苫小牧港・東港の有料海釣り施設「一本防波堤」で10日、51センチを筆頭に大型クロソイの釣果が相次いだ。11日には68センチのアメマスも釣れるなど連日の異魚種、大物釣果にスタッフからも驚きの声が上がった。

   10日は40~51センチの大型クロソイが5匹上がった。このうち昨年の防波堤記録と並ぶ51センチ1匹と50センチ2匹、さらにサクラマス1匹を、「一本防波堤は今回が3度目」という男性が釣り上げ、この日の釣り場の話題を独占した。

   この釣り人はサクラマス狙いで来場した。低活性の状態の中、本命の1匹を物にした後、サクラマスの魚影が薄くなったと感じたことから狙いをヒラメにチェンジ。ヒラメのいる底付近を意識しながらメタルジグを泳がせていたところ、防波堤の際に近い辺りで強い魚信が来た。

   ソイと言えば「ひったくる」ような強烈な引きが特徴。ヒラメとは明らかに異なる反応と重量感のあるやりとりを楽しみながら、上げてみれば、水面に現れたのはでっぷりと立派な腹のクロソイだった。

   このクラスがいるならと、ターゲットをソイに変更。ルアーをメタルジグからソフトルアー(ワーム)に変えて防波堤周りを探ったところ、狙い通りクロソイが反応。さらに同型2匹を追加した。攻め方が的中し、大喜びだったという。

   男性は前回、サクラマス狙いで釣果がなかったことから、今回は満を持してのリベンジ釣行だった。リベンジどころか本命に加えてゴーマル級ソイを3匹もキャッチ。船釣りで狙う沖合サイズだけに、釣り場を管理する苫小牧港釣り文化振興協会も「このクラスのクロソイが地続きの防波堤で数匹上がるとは」と話し、釣り場の魅力アップにつながると喜んだ。

   一本防波堤ではこの週末、68センチのアメマスも上がった。その前週は72センチのアメマスが釣れており、多彩な魚種で大物の実績が出ている。2シーズン目を迎えて、釣り場としての可能性が広がりつつあるようだ。

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