厚真町内で田植えから収穫まで一連の米づくりを体験する2023年度田んぼのオーナー事業(町観光協会主催)の田植え体験が21日、幌内にある高橋農園の水田で行われた。道内各地から家族連れなど約120人が参加し、苗の手植えに挑戦した。
今年度は苫小牧や札幌市を中心に道内外から78区画分の申し込みがあった。田植えは午前と午後に分かれて行われ、午前中は激しい雨に見舞われたが、午後はなんとか雨も収まった。参加者は長靴や裸足で田んぼに入り、泥まみれになりながら夢中で「ななつぼし」の苗を植えた。
札幌清田中1年の鈴木優介さん(12)は「泥でぐちゃぐちゃになって作業は難しかったが、楽しかった」と笑顔を見せ、「秋には穂が黄金色でいっぱいになってほしい」と期待した。同協会によると、収穫の稲刈り体験は10月上旬の予定。