鵡川農業協同組合(JAむかわ)は19日、社会貢献事業の一環として、車いすや立ち上がる際の動作を補助する「たちあっぷ」など介護用品5台を、むかわ町社会福祉協議会に寄贈した。福祉用具の贈呈は10年連続となり、「今後とも地域に貢献できる活動を続けていきたい」としている。
寄贈したのは、介助式の車いすと「たちあっぷ」各2台と、入浴の手すり。いずれも町社協で管理し、町民から依頼があった際などに貸し出しする。
道の駅「四季の館」内で行われた贈呈式で、同組合の長門宏市代表理事組合長は「高齢化と言われる時代において、介護はますます重要になる」とあいさつ。町社協の佐藤俊博会長は「在宅介護も増え、質量ともに充実させなければいけない中で、非常にありがたい。有効に活用させていただく」と謝辞を述べた。
同席した竹中喜之町長は「福祉ニーズが多様化する中、寄贈は(町社協スローガンの)『共に支えあい・助けあい・しあわせのまちづくり』にもつながるのでは」と善意に感謝していた。