厚真町と岩手県奥州市(旧前沢町)の姉妹都市締結40周年を記念して製造した日本酒「かけ橋」の販売が19日、厚真町内3店舗で始まった。厚真町の米と前沢の技術を掛け合わせた今回限りの限定商品だ。
厚真町は、旧前沢町から大勢の花嫁が訪れたことをきっかけに1983年、姉妹都市提携を締結。両町の祭りなどを通して交流を重ねてきた。
「かけ橋」は厚真町内の米農家が育てた日本酒好適米「彗星(すいせい)」を使って、奥州市前沢にある老舗酒蔵「岩手銘醸」で醸造。やや甘口で口当たり良く仕上がったという。4合瓶(720ミリリットル)のみ限定1800本を製造し、価格は1本2200円。Aコープ厚真店、ハマナスクラブ厚真藤井店、山田商店で取り扱っている。
記念酒の名称は、二つのまちが「今後も変わることのない関係が続く”架け橋”となるように」との思いを込めて付けられた。関係者は「厚真の豊かな自然で育てた米と、前沢の水と伝統的な技で醸し出した一品。ぜひご賞味いただけたら」と話す。
今月末には町内でのお披露目会も予定されている。