お金の代わりに人の得意なことを運用する「とくいの銀行白老支店」は25日午後6時から、白老町大町2のカフェ結で第3回「ひきだし」イベントを開く。登録した「とくい」を引き出し、交流のきっかけにする取り組み。参加無料で定員8人、事前予約が必要。
今回のテーマは認知症。認知症の人が実際に見る世界を旅行記形式で表現した本「認知症世界の歩き方」について、町社会福祉協議会事務局長の庭山了さんが講話。町認知症の人と家族などの会会長の吉良哲子さんが手作り料理を振る舞い、町内で活動するコミュニティナースの須貝夢乃さんが認知症予防につながる食材の解説を行う。
店主の田村尚華さんは香りの効果に関する講話とワークショップを開き、ミニスプレーボトルとして持ち帰ってもらう。
「とくいの銀行」は、自分の「得意」が誰かにとって「役立つ、助かる、喜ばれる」ものになることを体験し、地域のコミュニケーションにつながることを目指す。白老支店は今年1月に開行し、定休日に合わせてイベントを実施している。
予約、問い合わせは田村さん 携帯電話090(5439)4096または町社会福祉協議会の喜納さん 電話0144(82)6306。