白老町の大塩英男町長は12日の町議会で、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行した8日以降の町の対応について行政報告した。
それによると、町長を本部長とする「新型コロナウイルス感染危機管理対策本部」を廃止し、健康福祉課長が本部長の「感染対策連絡本部」を設置。同課のワクチン接種対策室は継続し、8日から春開始のワクチン接種をスタートさせた。対象者は▽65歳以上の高齢者▽12歳以上の基礎疾患を持つ人▽医療機関や高齢者施設、障害者施設の従事者―に限定しているが、9月以降の秋開始のワクチン接種は追加接種可能な全年齢の人を対象とする。
大塩町長は「重症化リスクの高い人への感染やクラスター(感染者集団)が発生しないように十分配慮しながら、コロナ禍や物価高騰により冷え込んだ地域経済の立て直しに向けた取り組みを進める」と述べた。