5日の「こどもの日」を前に、厚真町の上厚真パークゴルフ場の上空には今年も大小のこいのぼりの群れがお目見えした。赤や青、黒、緑など色鮮やかな親子合わせて約70匹が春の風に揺られながら空を泳いでおり、道行く人やパークゴルフ愛好者の目を楽しませている。
厚真ライオンズクラブ(LC、高田芳和会長)が30年以上続ける活動。この時期になると、地元の子どもたちやゴルフ場利用者、近隣施設の入居者らがこいのぼりを一目見ようと足を運ぶ地域のスポットとして定着している。
今年は4月29日にクラブ会員20人が集まって取り付け作業を行った。コースの上空を横切る120メートルほどのワイヤに、雨や強風で隣同士が絡まないよう間隔を空けて並べた。今月1日には青空が広がり、大小のこいのぼりが気持ちよさそうに泳ぐ爽やかな光景が広がった。
6日まで掲げる予定で、絡まったり、破れたりした場合は会員が交換しながら点検、管理していく。担当者は「町内外から来る方もいるし、地域の子どもたちが喜んでくれる。楽しんでもらえたら」と話している。