米国のニューヨークを拠点に活動する苫小牧市出身のバレエダンサー河村未来さんらが出演する公演「ダンスと音楽の饗(きょう)宴~ダンス・フリーリー」が23日、しらおい創造空間「蔵」で行われた。ホールは町民ら100人で満席となり、観客は大きな拍手を送った。
公演は2部構成。第1部では、札幌市在住のピアニスト村上明子さんやフルート奏者の按田佳央理さんが、聞きなじみのあるクラシック曲を演奏した。河村さんはチュチュ姿で登場し、優雅なターンや軽やかなステップを繰り広げ、終始観客を魅了した。
企画した同館スタッフの米本智昭さんは「想像を超えるプロフェッショナルのパフォーマンスに感動した。本物の芸術を白老で紹介でき、スタッフ一同ほっとしている」と述べた。
親子2人で札幌市南区から訪れた札幌常盤中2年の藤井心音さん(13)はバレエを習っているといい「まさにエトワール(星)という踊りで圧倒された」と感激しきりの様子だった。