白老町に事務局を置く北海道自伐型林業推進協議会(大西潤二代表理事)は、森林の環境保全と経済性を両立させる林業「自伐型林業」の技術を学ぶ連続講座「里山カレッジ」の参加者を募集している。30日まで。
全8講座で5月6日~11月18日の計20日間。石狩管内当別町の民有林などを会場にするが、今秋予定の3講座(天然林間伐、炭焼き、ほだ木生産)は大西林業の管理林内で開く。
自伐型林業は、山林所有者や地域住民、林業家が地域から離れず永続的に収入を得ていく林業で、低投資で始めることができ、大型機械も使用しない環境に優しい林業として注目されている。
協議会は、道内の個人や小規模の林業者らが2016年に設立。昨年度まで「自伐型林業塾」としてチェーンソーの使い方や作業道の造り方などを学ぶ講座を開いてきた。今年度から「里山カレッジ」と名を変え、町内では今秋、木炭やシイタケ栽培用のほだ木の生産講座などを行う。大西代表理事は「より経営に役立つ内容になった」と話す。
全日程20日間の受講料は10万円だが、一部のみの受講も可能。定員は各回20人。講座によってはすでに締め切ったものもある。詳細や申し込みは同協議会のホームページ(https://hokkaido-jibatsukyo.org/satoyamacollege2023/)。