自衛隊輸送機、ジブチへ出発 スーダン邦人退避に備え―情勢見極め待機・防衛省

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  • 2023年4月22日
 スーダンからの在留邦人退避に備え、周辺国ジブチに向けて出発する航空自衛隊のC130輸送機=21日午後、愛知県の空自小牧基地

 情勢が悪化したアフリカ北東部スーダンからの在留邦人退避に備え、周辺国ジブチに派遣される航空自衛隊のC130輸送機1機が21日、愛知県の空自小牧基地を出発した。到着後はジブチの自衛隊拠点で待機し、先遣隊5人と共に情報収集や退避に向けた準備を進める。

 スーダンでは正規軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」との間で戦闘が激化。同国には大使館員を含め約60人の邦人が滞在しており、浜田靖一防衛相が20日にジブチへの移動待機を命じていた。状況を見極めた上で、スーダンの空港に派遣するか最終判断する。

 自衛隊による邦人輸送が行われれば、2021年のアフガニスタン以来で6回目。邦人を自衛隊車両で空港などに運ぶ「陸上輸送」が実施されれば初のケースとなる。

 C130輸送機は21日午後2時50分ごろ離陸。これに先立ち、小牧基地では渡部琢也第1輸送航空隊司令への出発報告が行われ、隊員は真剣な表情で機内に入った。

 防衛省は空自の輸送機部隊と周辺警備を担う陸自部隊などで構成する約370人の統合任務部隊を編成。準備が整い次第、隊員や機材を乗せたC2輸送機やKC767空中給油・輸送機も順次ジブチに向かわせる予定だ。

 制服組トップの吉田圭秀統合幕僚長は20日の記者会見で「治安は極めて厳しく、流動的」と強調。邦人の陸上輸送も視野に入れるとした上で、「どんなミッションになるか分からない。安全を確保した任務完遂が大切だ」と話した。

 アフガニスタンの邦人輸送では、初動の遅れが指摘され、対象者が空港に移動できなかったり、空港の使用時間が限定されたりした課題もあった。陸上輸送の準備やスーダンに近いジブチでの待機は、こうした反省を踏まえ、状況の変化に応じて速やかな対応を取る狙いがある。

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